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その後のオリザ
2018.04.07
text & photo by T.Furusato


平田オリザ氏が自転車での世界一周を記した紀行本です。


 本サイトlatestnews18「少年の夢と大人の現実」でお伝えした平田オリザ氏のその後について書き加えます。

 彼は16歳で自転車での世界一周に出発し、世界26カ国を巡りました。 そのときの紀行文のタイトルが「十六歳のオリザの未だかつてためしのない勇気が到達した最後の点と、到達しえた極限とを明らかにして、上々の首尾にいたった世界一周自転車旅行の冒険をしるす本」。

 彼が演劇の世界で有名になってから、私はこの本の存在を知ったのですが、彼の物事に対する考えが年齢不相応にしっかりしている、また、反骨・挑戦のようなものを感じます。 特に印象深いのは当時17歳の彼が旅の途中で出会った日本人旅行者(大学休学中で小説家を目指す)が坂口安吾を知らないことに強く驚く・・・軽蔑する下りです。 また、この長いタイトルもそうですが、その定価の欄に「消費税」と書かず「悪税」と記すあたりが真骨頂だと思います。

 演劇界で世界的に活躍し、現状へ挑戦するスピリットは民主党の鳩山由紀夫政権のとき「内閣官房参与」の立場でも発揮されました。 彼が世界一周に旅たつ記事を自転車雑誌で見つけた私ですが、「彼はどこまで行くんだろう・・・」と、これからも見守って行きたいと思います。 





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