#168 古典の力

2026.02.02

明治生命館1階吹き抜け部分。圧倒的な迫力です。

先日、丸の内に行く機会があり、折角なので明治生命館を見学してきました。1934年竣工の古典様式の建築です。隣接して超高層のオフィスが完成したお陰で、かつての営業室はカフェとして一般に解放され、2階の諸室は当時のまま残されていて見学可能です。なんと言っても2層吹き抜けの空間が圧巻ですね。また、全体の構成から細部に至るまで緻密に設計されていて、豪華である以上に建築としての質の高さを感じます。

明治生命館天井部分。柱頭・梁・天井・トップライト・照明と、どれをとっても細部までデザインが行き届いています。

私が初めて古典建築に圧倒されたのは学生時代に見学した「大阪府立図書館」です。特にドーム下の階段と共に空間が流動しているかのような迫力です。これほど「空間」を強く感じ、心打たれたのは私にとって初めての経験でした。

大阪府立図書館 階段室。階段に沿って空間が流動しているような迫力です。

古典様式建築は例えばフルオーケストラの様に饒舌で圧倒的な迫力があります。現代建築は饒舌さや迫力では古典様式建築に叶いませんが、ガラスの箱のような透明性・ピロティーのような軽やかさ・構成や表現の自由さで勝っていると思います。いずれにしろ、建築はその時代の枠組みの中で創られるのですね。

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(建築家 古里正)
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