#171 日曜美術館50周年展

2026.05.12

石田徹也「社長の傘の下」 社長の支える遊具にぶら下がっている社員が同じ軌跡を廻っている。

先日、東京芸術大学大学美術館で「NHK日曜美術館50周年展」を観て参りました。縄文式土器から現代アートまで、放送で取り上げた多くの作品が展示されていました。展示の特徴は放送時のその作品に対するゲストのコメントが添えられていることでしょうか。より広い理解ができる、ちょっと珍しい展示でした。

50年も続く番組ですが、その中で特記すべきは、この番組が取り上げたのを切っ掛けに世に出た3名の作家でしょう。1984年に番組で取りあげた「田中一村」、同じく1993年「高島野十郎」、2006年「石田徹也」です。3人とも没後に放送で取り上げられ、全国的に知られるようになりました。特に石田は海外でも評価が上がっています。

石田は現代社会の不条理や現代人の不安または希望をテーマに描き続けた画家です。石田の作品を著作の表紙に採用した大槻ケンジの「なんだか石田さん一人がそういう役目を、この世の中で背負ってしまったような、」というコメントにとても共鳴させられました。

日曜美術館を通してアートに関し多くのことを知りました、感じました。これからも期待しています!!

石田徹也「飛べなくなった人」 何かモノ悲しさが伝わってきます。描かれているのは石田自身のようでもあり、また観る者が自身を重ねてしまいます。

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