#036 日本の家(その1)

2017.09.12

終戦直後の有名な作品から若手建築家の近作まで数多くの住宅作品が展示されていました。

東京国立近代美術館で開催されている「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」を観て参りました。多くの入場者が展示物に熱心に観入っていました。

戦後日本の住宅は世界の中で特異な状況があります。欧米の都心部では戸建て住宅が見られず、集合住宅ばかりです。戸建て住宅は郊外の大きな邸宅としてのみ存在しています。 それに対し、日本の都心部では狭いながらも戸建て住宅が張り付いています。また、それは戦後日本の政策でもありました。敷地の極端な狭さ・法的規制の厳しさは・・・つまり設計与条件の厳しさは結果的に今までに無い新たな建築表現を生むことがあります。そしてその新しい建築表現が日本の建築文化を強く牽引してきたとも言えるでしょう。

私が設計した「階段の家」は敷地62㎡の準防火地域に建つ木造3階の事務所併用住宅で、少なくとも与条件がとても厳しいのは間違いありませんが・・・

言葉にならない「想い」までも
「家」にする

千葉・柏の住宅設計事務所 古里設計
(建築家 古里正)
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