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#007 「鰻 大和田」が雑誌「商店建築」4月号に掲載

2004.05.30

 

多くの方々のご協力をもちまして、昨夏オープン致しました「鰻 大和田」が雑誌「商店建築」2004年4月号に掲載されました。 「鰻 大和田」のご主人はじめスタッフの皆様にも大変喜んで頂き、また、古里設計にとっても初めての雑誌掲載となりました。 実際のところ、オープン以来、本当に多くのお客様にご来店頂き、設計を担当させて頂いた者としても嬉しい限りです。

「商店建築」の担当者からのコメントで少し意外だったことは「店舗や商業施設を建築として扱った専門誌は世界で他に例を見ない」点です。 日本だけで店舗・商業施設に対し何か特別な状況があるのでしょうか?
日本にとって最も特徴的な建築は何か・・・と考えると、いくつも思い浮かびますが、仏教建築は大陸から伝わってきた訳ですから、日本独自とは言えません。 そうなると、神社建築が考えられますが、現存する中で最も古い形式はやはり「伊勢神宮」と言われています。 具体的には、基石を用いない掘立柱などの古代形式が今も受け継がれています。 ここで特徴的なのは20年毎に建て替える「式年遷宮」と呼ばれる方式です。 つまり、隣り合った二つの敷地の一方に現在の「伊勢神宮」は建てられましたが、隣地ではその直後から次の「伊勢神宮」新築のための工事が進み、前回の新築時から概ね20年毎に建物が建て変わるという、世界で類を見ない建築形態伝承システムです。
「鰻 大和田」でも外部格子を10年程で更新する条件のもと設計を進めさせて頂きました。 日本の商業施設が特異なのは「常に新しくあり続けること」を求められることでしょうか。 また、それは商業施設のみでなく日本の建築全体にとって、とても特徴的であると感じています。

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千葉・柏の住宅設計事務所 古里設計
(建築家 古里正)
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