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#063 「安藤忠雄 展」を観て・・・(その2)

2018.03.30

安藤忠雄 設計「TIME’S」1984。京都の高瀬川に面する商業施設。各店舗が迷宮のような路地で繋がっている。雑誌などでも発表され、よく知られています

「安藤忠雄 展」に関する続編です。

私は組織事務所勤務のとき2年余りを大阪で過ごしました。 時間のあるときは大阪の建築を観て歩き廻りました。 地元だけあって、安藤忠雄氏の作品も数多くありました。

その中で、繁華街の裏手に紛れもなく「安藤スタイル」の商業ビルがありました。 しかしよく見てみると、階段と壁の間のスリットが金物で塞がれていたり、店頭には「安藤スタイル」としてはおよそ似つかわしくないテントが張られています。 私の想像ですが、竣工間際に、クライアントから改修が求められたと思われます。 (あまりにも無残だったので、写真は撮れませんでした。) 従って、雑誌などに発表されていません。 クライアントからすれば、出来上がった建物が気に入らなかったのでしょうが、設計者からすれば相当「悲しい」状況だったと思います。

安藤氏の設計に対するスタンスが今回の展覧会のテーマ「挑戦」であるならば、これは明らかに安藤氏の敗北でしょう。 しかし、安藤氏の凄いところは、敗北にもめげず挑戦を続けるところでしょうか。

古里設計の場合は、ホームページに掲載しているのは、全体の仕事のごく一部です。 数多くの敗北を背負いつつ、私も挑戦し続けようと思います。

柏駅近くにある安藤忠雄氏設計のクリニックビル。端正な外観ですが、発表はされていません。

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(建築家 古里正)
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