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#087 自宅を建てようとお考えのあなたへ vol.5 キッチンの器機配列

2020.08.03

キッチンの器機配列

家で最も機能性を求められるのは恐らく「キッチン」だと思います。

キッチンは上図のように①冷蔵庫(保存)→②シンク(洗う)→③調理台(切る)→④レンジ(火を通す)の配列が正解なのは、小学校の家庭科の時間に習いましたよね!!この配列は料理の手順に沿っていて、最も効率良いのです。

ところが、実際の住宅では上図のようなI型配列以外にも多様なキッチンがあります。下図のよう平行配列でもU字型やアイランド型でも結局はI型と同じ①→②→③→④の配列となります。

どんな場合でも基本の器機配列は変わりません

上記①~④以外で、食器棚について考えてみましょう。一般的に③調理台は「食材を切る・刻む」以外に「盛りつけ台」にもなるため、食器棚はその近くにあった方が機能的です。しかし、食器棚にはグラス・箸・フォークなど盛り付け時に使わない食器も含まれるため、むしろダイニングルームに置かれる場合も多く見受けられます。また、食器棚は食品庫を兼ねていることが多く、その場合は①冷蔵庫の隣になります。従って、食器棚は皿・丼などの盛りつけに用いる食器収納、グラス・箸・フォークなど直接テーブルに置く食器収納、常温で保存される食品庫に分割されるべきなのですが、そのような事例を私は未だ見たことがありません。このあたりに住宅の「寛容さ」を感じます。

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(建築家 古里正)
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