#099 京橋の親柱と交番

2021.02.13

京橋は江戸時代の木造橋から、明治8年に石造アーチ橋へと掛け替えられました。更に、大正11年の拡幅工事でアール・デコ風の橋に架け替えられましたが、写真左はそのときの親柱です。

先日、京橋を通りかかりました。
昔あった川は埋め立てられ、「京橋」も撤去されましたが、親柱(おやばしら)は残されました。他の親柱は擬宝珠(ギボシ)の付いた古典的なスタイルですが、照明の付いたこの親柱は形が特徴的ですね。
その形は向かいの交番にも受け継がれています。建築が他のモノの形をそっくりコピーすることは、たまにありますが、その中でも珍しく成功した事例だと思います。奇をてらっている訳ではなく、京橋の歴史を建築に刻もうとしているように思います。「形」そのものが可愛いせいなのか、何か微笑ましい印象を受けますね。

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(建築家 古里正)
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