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#139 国立劇場に行ってきました

2023.11.04

国立劇場:校倉造りが外観の特徴です。校倉造りは倉庫の歴史的なスタイルなので、どうしても開口部が少なくなります。

先月、最後の機会とのことで、閉館間近い国立劇場に行って来ました。コンペを通して1966年に竣工とのことですが、建築としての特徴はなんと言っても外観の「校倉造り」でしょう。国家が正倉院を連想させる「校倉造り」に建築としてのアイデンティティーを認めた・・・ということでしょうか。

実を言うと私としては歌舞伎を観るのは初めての体験でしたが、多くのファンがいらっしゃる中で、国立劇場は日本の古典芸能を守る・発展させる意義がある・・・と言うと少し大げさですね。

老朽化が原因で閉館する国立劇場ですが、建替計画も進んでいるとのこと。パリのオペラ座は150年程経っても大丈夫なのに、(特に日本の)現代建築はなぜこれほど短命なのだろう・・・次代の国立劇場に期待しましょう!

国立劇場内観:花道は西洋の劇場には観られませんが、役者と観客の一体感があって、先人たちの知恵を感じます。

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