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#153 槇文彦氏と横浜、そして千葉

2024.12.18

事業コンペで竹中工務店との協同なので、槇事務所だけの設計とは少し異なる部分があるかも・・・

今年6月にお亡くなりになった槇文彦氏を偲んで、横浜市が「槇文彦氏と横浜」展を催したので観てまいりました。その市庁舎も槇氏の設計です。上掲写真、左側の船の形が議会棟、高層部がオフィス棟で、24時間市民に開放されている低層部が二棟を繋いでいます。

「横浜駅西口広場」鹿島出版会SD8601より転載

槇氏は建築家として特に有名ですが、実は都市計画家としても多くの実績があります。横浜市ともご縁が深く、「金沢シーサイドタウン」や多くの方々に馴染みのある「横浜駅西口計画」が有名で、会場には当時のレポートが展示されていました。槇氏のレンジの広さに改めて感じ入った次第です。

千葉大いのはな記念講堂:コンクリートの斜壁に注力していると思われます。斜壁下部はコルビュジェを彷彿とさせます。

また、先週は建築学会の主催で千葉大キャンパスの見学会があり、槇氏設計の「いのはな記念講堂」(1963年竣工、槇氏35歳)も観てまいりました。アメリカで教鞭を執った後、帰国直後の作品で、私たちの知っている槇作品とは違ったイメージです。この作品がその後、足早に発展してゆく「槇スタイル」の原点になるのかぁ~と感慨深いものがありました。

「槇スタイル」はこれから始まります。

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