#162「増尾の月」

2025.08.17

 

高島野十郎 「月」 1962

古里設計は千葉県柏市増尾に在りますが、50年以上前にこの地にアトリエを構えていた画家がいました。

高島 野十郎は「孤高の画家」と言われます。美術の教育を受けず、画壇とは殆ど交流がありませんでしたが、非凡な才能を持っていました。また、生涯独身で超俗的な存在でした。1961年から最晩年の1975年まで増尾にアトリエを構えて、晴耕雨描の毎日だったようです。上掲作品は1962年に描かれた「月」という油絵です。月と微かに雲のみが描かれていますが、本人によれば「闇を描きたかった」とのことです。1962年は増尾にアトリエがありましたから、この月は「増尾の月」と思われます。

野十郎も同じ月を見ていたと思うと、何か不思議な親近感が沸いてきます。

千葉県立美術館で「没後50年 高島野十郎 展」が開催されていました。
「蝋燭」は野十郎のライフワークで会場には数十枚も展示されていました。どれもが小さな作品ですが野十郎が支援者に贈ったものだそうです。野十郎は「孤高の画家」ではありましたが、多くの支援者に活動を支えられていました。
※掲載作品は会場で撮影可でした。

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(建築家 古里正)
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