#078 学生を応援する

2020.03.21

今年の「千葉県建築学生賞」1次審査風景。新型コロナウィルスの影響で無観客となりましたが、右側のカメラとマイクでライブ配信しています。

本サイト「お知らせ」にも記載しましたが、今年の「千葉県建築学生賞」は新型コロナウィルスの影響で、変則的な開催となりました。
「千葉県建築学生賞」は今年で32回を数え、県内大学等の建築系学科から選ばれた卒業制作を一堂に集め、その内容を競い合う・・・というイベントです。優秀作品は全国大会に進出できます。
当初は開催自体も危ぶまれました。事実、他の同様なイベントの多くが中止に追い込まれました。千葉県の場合は9年前のイベント初日に東日本大震災にかち合ってしまう経験があり、そのときの会長を担当していたのが私でした。会場は地震当夜に帰宅困難者の宿泊所となってしまい、絶望的な気持ちになったのを憶えています。それでも翌日は不完全ながらも作品の審査を行い、何とかイベントを終了できました。大震災の非常時にイベントを継続するのはそのとき賛否両論でしたが、その後、幾つかの大学から謝辞を頂戴して、やっと安堵できたように思います。優秀な作品に賞を与え、学生を応援することがこのイベントの趣旨です。
今年の千葉県建築学生賞は例年とは異なり、作品のプレゼンテションを無観客で学生一人づつ行いましたが、その状況はYoutubeでライブ配信され、審査の透明性を担保しました。
賞の結果にかかわらず、学生たちは高い志を持って実社会に飛び立ってゆきます。彼らが「まち」を「建築」をより一層よいものにしてくれることを本当に期待しています。また、私自身も学生から強い刺激を受け、彼らには負けられない・・・という思いを強くしています。

今年の最優秀賞「『切断』すること、それは『繋ぐ』こと」

言葉にならない「想い」までも
「家」にする

千葉・柏の住宅設計事務所 古里設計
(建築家 古里正)
毎日が心地よく、しあわせを
実感いただける
安心安全な空間をご提案します。

TEL04-7170-5666
(休日:土日祝祭日)

お問い合わせ