#098 建築への慕情

2021.01.27

下掲の引用文は「建築有情」の帯からです。

先日、NHK「ファミリーヒストリー」で、大河ドラマ「麒麟がくる」の主役:長谷川博己さんのルーツを紹介していました。お父さんが建築史家の長谷川堯氏だったとは、全く驚きました。私は学生時代に長谷川堯先生から薫陶を受けました。

長谷川先生ご自身は学生時代には美術史の専攻で、そのお立場から一貫して建築を考察なさっていました。近代建築の合理性やヒロイズムを否定し、人間味あふれる大正時代の建築や建築家:村野藤吾などの作品を支持なさいました。

改めて、先生の著作に目を通し、このブログで紹介するにふさわしい文章を探しましたが、むしろ帯に記されている一文が長谷川先生の姿勢を端的に表していました。「ふだん何気なく見すごしている建築にも、実に多様な表現や豊かな意味合いが隠されている。・・・建築にこめられた、作る者、使う者双方の情感や内面的脈動を読み取り、建築への慕情を語る。・・・」とあります。

ブログ#069 「東京駅のオーダー」は先生の著作「建築有情」の一節「水道橋駅プラットフォームの鉄骨は線路のレールを用い、優雅な曲線を描いている・・・」の影響を強く受けています。

言葉にならない「想い」までも
「家」にする

千葉・柏の住宅設計事務所 古里設計
(建築家 古里正)
毎日が心地よく、しあわせを
実感いただける
安心安全な空間をご提案します。

TEL04-7170-5666
(休日:土日祝祭日)

お問い合わせ