#125 自転車部品の不思議

2022.11.07

レトロな自転車専門店「浅麓堂」の中堀氏。小諸にあるお店は日本一の品揃えかも!

先日、「京王閣競輪場サイクルフリーマーケット」に行ってきました。主にレトロな自転車部品のフリマです。コロナ明けで、久し振りの開催となりました。上掲写真のように、業者さんやサイクリストが手持ちの部品を売りに出します。

日本では1960年代後半から70年代にかけて、所謂サイクリングブームがあり、一部のマニアの間では今でも当時の自転車や部品に人気があります。製造中止になって40年以上も経つ部品が、不思議なことに今でも未使用(新品)で僅かながら流通しています。

ツーリング車をオーダーする場合、サイクリストは自身で当時の部品を集めなくてはいけません。好きな部品だけで1台分を揃えるのは結構難しい作業です。また、複数の車種に憧れ、結局1台に収束しなかったり、逆に1台オーダーする費用を捻出するために集めた部品を手放すこともあります。つまり、サイクリストの自宅の押し入れに数十年間眠っていた部品がマーケットに出てくる訳です。自動車やバイクではあり得ないと思います。

憧れの部品に巡り会うときめき、ひとつの部品から一台の自転車をイメージする楽しさ、「部品探し」という行為もサイクリングという趣味の一部だと思います。

マニアには宝の山に見えます。

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