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#080 「廃墟ブーム」と言われますが・・・

2020.04.15

茅葺き屋根が特徴の現代建築は特異な存在でした。

出くわしたとき、とても衝撃を受けました。
「箱根樹木園休息所」の現状です。設計者である村野藤吾は日生劇場や赤坂迎賓館改修などが多くの方々に知られている偉大な建築家です。この建物はリゾートホテルの広大な敷地に隣接する樹木園内にあり、喫茶店のように使われていました。現代建築でありながら茅葺きが特徴なのですが、現在は写真のように朽ち果てています。
ここ最近「廃墟ブーム」と言われます。例えば「軍艦島」などは毎日ツアーが組まれ、長崎観光の名所となっています。また、バブル期のレジャー施設跡などはマニアには垂涎の的のようです。廃墟はモノとしての強い存在感があり、それは古代ローマの遺跡と同様に人々を引きつけます。私もその中の一人です。
私は学生時代に作品集を通して、この建物をとても美しいと感じていました。客がお茶を飲んでいるときの心地よさが伝わってきました。今この状況を観ると、やはり痛々しく感じます。軍艦島のような廃墟に魅力を感じるのは、その建物での人々の営みをイメージできないからでしょうか?建物は人が使って初めて価値が生まれるものだと、改めて感じました。

 

何とも痛々しい限りです。

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(建築家 古里正)
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